中小企業の経営改善に強い財務参謀│安田順

中小企業の経営改善に強い財務参謀│安田順

【対応地域】 全国(特に、東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県、茨城県、栃木県)

銀行とのトラブルには「お詫び状」を提出する

社長「銀行から借りた短期のつなぎ資金が、予定通りに返せなくなってしまって…。担当者がかなり怒っています。どうすればいいですか?」

安田「つなぎ資金は、返済に回すべきお金を何かに使い込んだということになりますから、銀行員が怒るのは当然です。でも、動揺しないことが大事ですよ。」

社長「動揺しないといっても、『絶対に返せ』と迫ってきて…。」

安田「そういうときは、お詫び状を提出してみてください。」

1.お詫び状の効果

借入から現在に至るまでの経緯と謝罪の言葉を書いたお詫び状を、銀行に提出します。

社長「そんなもの受け取ってもらえますか?」

安田「最初は『そんなものは受け取れない』『そんなことよりも返済しろ』と言ってくるでしょう。そこで、『もう一度、考えてみます』と言って、いったん引き下がります。後日、『いろいろと努力したのですが、無理でした』と頭を下げると、多くの場合は『まあ、しょうがないかな』というムードになり、銀行の方が妥協し始めます。」

銀行を説得するには、社長が「反省した」「努力した」ということを分かってもらうプロセス(時間)が必要なのです。

2.お詫び状に書くべきこと

安田「お詫び状で大事なのは、本来なら返せるはずだったということをはっきりさせることです。」

社長「具体的にはどう書けばいいですか?」

安田「たとえば、『ご返済できるはずでしたが、××××で資金繰りが悪化し』という書き方をします。こうすると、銀行の担当者の手落ちではないということになり、話が通りやすくなります。担当者の顔を立てることは、銀行交渉を成功させるひとつのポイントです。」

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