資金繰り改善サポート │ 実績300件以上、最短即日面談可能

資金繰り改善サポート

【対応地域】 全国(特に、東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県、茨城県、栃木県)

03-3238-5411

電話受付時間 : 平日9:00~18:00 休業日:土日祝日(緊急案件は休日も対応可)

メール対応は24時間受け付けております。

お問い合わせはこちら

支払利息は売上の何%であるべきか?

今回は「支払利息・割引料」の見方について、解説します。

PLの営業外費用に計上する「支払利息・割引料」は、決算書の評価に大きく影響する指標です。

売上高支払利息率(支払利息÷売上高×100)という比率があります。これがだいたい1%を超えていると、スコアリングモデルで過剰な債務を抱えていると判定されます。(支払利息には手形割引の割引料、信用保証協会に支払う保証料も加えます)

業種によっても異なりますが、売上高支払利息率は「0.5%」が普通です。デフォルト企業が1.5~2%くらいなので、1%以上は厳しい数字とみる必要があります。

売上高支払利息率が高くなるのは、銀行借入が多い一方、売上が少ないからです。

たとえば、リーマンショックで借入が増加し、売上が下がったまま元に戻らない会社がそうなります。

中小企業は、売上がV字回復ではなくL字回復になりがちです。外的ショックで一度、売上を下げると、元の水準に戻らないことが多いのです。

また、財務内容の悪い会社に対して、銀行は金利を下げません。特にリスケを行った会社は、銀行間の競争原理が働かないので、金利は下がらず、逆にあげられてしまうこともあります。

結果、「支払利息で利益が減少」→「借入金の返済が進まない」→「支払利息が減らない」という悪循環に陥り、財務体質改善の出口が見えない状況に陥ります。

頑張って営業利益を稼いでも、支払利息と保証料に消えて、借金は一向に減らない・・・。

これでは銀行と保証協会のために働いているようなものではないか・・・。

支払利息は経営者のそういう悩みが表れます。

売上高支払利息率とデフォルト(債務不履行)率の相関が強いのは、上記の悪循環に陥った中小企業が力尽きて、利払いを延滞するからです。

悪循環を回避するには、「売上を下げすぎないように注意する」「営業利益率5%以上を目指す」といったことが重要になります。

ちなみに銀行員は、支払利息の水準を「平均借入レート」で分析します。

平均借入レート=支払利息÷((期首借入残高+期末借入残高)÷2)

平均借入レートが高いことは、その会社に対する取引金融機関の評価が低いことを意味します。一般に、信用力のある会社ほど、銀行の借入金利は低くなるからです。

また、平均借入レートが4~5%以上になるなど、極端に高い場合は、高利の借入や簿外債務を隠ぺいしている可能性を疑われます。(逆に、借入レートが低すぎる場合は、期中に発生した支払利息を全額計上していない可能性を疑われます)

安田順の最新刊

銀行が貸したい会社に変わる 社長のための「中小企業の決算書」財務分析のポイント
新型コロナウイルス、円安、資源高など環境激変を踏まえ、中小企業が過剰債務を回避する着眼点について執筆しました
出版社 ‏ : ‎ 日本実業出版社
発売日 ‏ : ‎ 2022/3/25

Return Top