中小企業の経営改善に強い財務参謀│安田順

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【対応地域】 全国(特に、東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県、茨城県、栃木県)

銀行には「戦術」ではなく「戦略」を伝える

こんにちは 中小企業のお助けマン、中小企業診断士の安田です。

今日は、会社の方針を銀行にどう伝えるかについてです。

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銀行に対して、会社の方針がちゃんと伝わっているかどうかは、結構、重要な問題です。

銀行は、その会社がいい方向に向かっているかどうかという”方向感”で融資を判断するからです。

しかし、「方針といっても銀行に何を伝えればいいのか・・・」という社長が案外多いんですよね。

気をつけたいのは、銀行に伝える方針の「レベル感」です。

最近読んだ事業計画書には、ホームページのリニューアルに関する内容が売上対策として詳しく書かれていました。

しかし、ホームページについての銀行員の感想は、おそらく「へー、そうなの」です。

事情のよく分からない銀行員の目線では、ホームページはその程度のことなんです。 

じゃあ、ホームページのことをもっと詳しく説明すればいいか、というとそうではありません。

それよりも、ホームページの上にある「戦略レベル」をちゃんと書く(伝える)ことが大事です。

この会社では、次のように事業計画書を書き換えました。

● 当社の強みは「製品企画力」にあります。

● 顧客の要望を受けて開発した製品×××は、高価格設定ながら、一部のユーザーから非常に高い評価をいただいています。

● また最近は△△△で話題となり、×××が注目されています。

● そこで「×××」などのオリジナル製品を軸に事業拡大を図ることを基本方針とします。

戦略レベルとは、要するに基本方針のこと。

上記の例では、「企画力を活かし、オリジナル製品を軸に事業拡大を図る」
という基本方針があり、ホームページはその下にあります。

つまり、ホームページは、戦略を実行するための手段(戦術)です。

金融機関の内部では、

「この会社には商品企画力がある。だから前向きに対応したい。」

という議論は行われても、

「この会社はホームページをリニューアルする。だから対応したい。」

という議論は行われません。
 
銀行の担当者が会社のどこに興味をもつかは分かりませんが、間違いなくこんな感じのレベル感があるのです。
 
結局のところ「強み」が大事ということですね。

この辺り、少し気をつけてみてください。

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